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2012.06.07 Thursday

質の高いレトロ+クラシックな上野駅は素敵です!

 
飲食街アトレとしてリニューアルされた二階入り口部。この枠の装飾はぶっ飛ぶデザイン。今の建築界でこれほどのデザインができる人が何人いるかというほどすばらしい。職人の施工もすごい。
駅正面上部の二階窓。何とも言えず贅沢な空間.縦長の巨大な窓。日本では公共建築しかあり得ない窓と言って良い。コンクリートの緩いアーチ形の大梁に施された繊細な装飾が巨大な建築の無骨さを何ともやさしく緩和してくれている。
二階吹き抜けの様子。立派なすごく優れたデザインの鋳物の手摺。なぜか改修時に硝子手摺が二重に取り付けられている。落下防止か視線カットか?何の為か改修の意図が見えない。改悪の典型例。見下ろすと一階のコンコースの立派なアーチが見える。
一階コンコース部.一挙に現代風にアレンジされており、格調の高さが一挙に落ちるのが残念。照明も体育館的に改悪されている。正面入り口方向に構える五連アーチは迫力があってすごくよい。地下鉄銀座線からの人の流れはこのアーチ部に出る。
駅入り口方向をみる。鉄によるトラス構造はレトロで単純だけど軽いデザインで良い。
上野公園側ホーム。線路の鉄材で作られた屋根と柱の架構が美しい。最小限の部材で効率よく設計され、取り合い部は丁寧にカーブされた意匠がエレガントである。

仕事で最近よく行くのがJR上野駅です。これまでも何度も行く機会はありましたが、建築についてはそれほど印象に残らなかったのですが、ある時これぞアーチという力強い構造に目を奪われました。ハッとしてから改めてよく見てみると、なかなかのデザインが随所に隠れているデザインの宝庫というべき駅舎建築だったのです。首都圏でJRの終着駅である駅は他になく、終着駅ならではの恵まれたロケーションにありかつ、当時の国家の意気込みを象徴するかのような立派なものです。上野駅は上野公園の丘に寄り添うような不思議な場所にあるせいか正面は浅草側へ向いて建っています。古い写真によると、昔は駅前に広い広場がありその先には,賑わっていた町が広がっていたようです。残念ながら今はその面影なく計画道路と高架橋に取り囲まれ、設計者の意図したであろう駅の正面性は消えています。ただ建設は1930年ながら、戦災をくぐり抜け今だに現役の駅です。
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