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2012.03.26 Monday

鉄川与助(1879−1976)の教会のこと その1

 
旧野首教会(1908ー明治41年) LIXIL BOOKLET冊子より
五島小値賀(おじか)島沖に浮かぶ野崎島.この島には仏教徒の住む野崎、キリシタンが住む野首と舟森の三つの集落があり,最盛期でも人口647人(S36)。昭和40年代後半には無人島となる。現在修復され県文化財。自治体の町おこしの一環に組み込まれ訪れることも可能。これ以上の風景はないような絶景の場所にたつ教会である。この小さな島に立派すぎる教会の建設とはどのようなことであったのか、知れば知る程不思議に思う。
下記は小値賀島のサイト:http://www.ojika.net/index2.html
鉄川与助写真。 LIXIL BOOKLET冊子より
水の浦教会内部(1995.4/29 筆者撮影)
木造によるリブヴォールト天井。柱は天井と屋根も支えており,合理的な構造となっている。土地の船大工の技術を借りて,木材を曲げ加工したという。そういう意味でも土地ならではのものである。
与助最初のレンガ造建築という、旧野首教会正面。壁はレンガ積壁で囲み内部の天井と屋根は木造という,以後繰り返されるスタイルのはじめのもの。関東大震災にてレンガ建築の脆弱さにより、それまでの形式は捨てて当時,出始めた鉄筋コンクリート造をいち早く取り入れる意思は見事と言える。氏の現実的な資質がうかがえる。LIXILギャラリーにて開催中。

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