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2011.10.28 Friday

長崎と石文化

 
東山手地区のオランダ坂から活水学院へいたる坂道


南山手地区の急勾配の車道。斜めに石を貼る意味は「せり持ち構造」という石同士が斜め方向に押し合うことで強度が高められる特性を利用しているからだそうです。

東山手地区の坂道と階段と居留地独特のV断面の溝

若宮神社への一間ほどの小さな石橋ですが、こだわりのデザイン!手摺が秀逸。さらに橋の一端の護岸が丸いのも水理的に意味あるのでしょうが、かっこ良い!江戸期からのものです。海援隊社は至近であり、きっと龍馬も渡ったことでしょう。

出島の井戸。4個の同じ形に加工した石を上下逆にして井桁に組み、強度も高めているデザインに感心!

先週、長崎へ知人を案内する旅のために帰省。前回に続き石をテーマとしました。ご存知の通り長崎は石の街です。江戸の昔からの道、歩道、階段、手摺、橋、溝は間違いなく石で出来ています。それも天草産の砂岩といわれています。砂岩は風化や劣化しやすいという欠点を持っていますが、これだけ長崎で多用されているのはいくつかの理由があるからです。それはこの石の持つ特性すなわち、吸水率が高く加工しやすく比較的軽量の石であるからです。長崎は雨が多い土地です。しかも坂と階段が多い。雨が降ってもすぐに水を吸ってくれます。少々の雨で滑ることはありません。言うまでもなく石はメンテナンスいらないので、長持ちします。実家へいたる石の階段と小道は子供時代から一つ一つの部分も見慣れたものであり、すり減ってはいるものの立派に役割を担っています。かれこれ100年は経っているでしょう。長崎の人は石に感謝せねばなりません。

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