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2011.10.15 Saturday

銀座コンセプトビルと京橋コダワリビル

 
銀座コンセプトビル

京橋コダワリビル

対照的な建築をふたつ。銀座のビルは年末にオープン予定のユニクロが世界に誇る銀座店です。銀座通りに面した巨大なヴォリュームは偉容(異様?)で、社のコンセプトのまんまと感じざるを得ません。そのシャープなガラス張の外観は、装飾とは縁遠く存在感を極力排しようとしている風でいながら、完璧なシンメトリーの門型に構えておりシンボリックです。銀座ではこれくらい極端なシンプルデザインでないと目立たないのもわかりますが・。この建物をNY・ベルリン・上海で建設しても違和感無しに収まるように思えるのは、さすがユニクロだと妙な感心をしてしまいます。

さて他方の京橋のビルはというと、銀座通りから入る通りに面しており、知らずに通り過ぎようとしていたとき、妙な存在感と違和感で目を引きました。よくみると外観は一間半の間口の業界用語でいう細長い「ペンシルビル」です。何と言ってもユニークなのは壁面が凹んでいるんです。さらに凹んだ壁から斜めに突出する窓。それも大層効果的です。とびきり高い地価の狭い土地にであえて凹ませるとはクレージーな設計者です。一階には画廊が入っており、想像ではきっと不思議な依頼主と設計者が作ったのでしょう。でないと出来ないようなつくりです。

設計者の意図を翻訳すると下記ではないかと思わず想像。つまり「左右のの大きなビルから押し合いへしあい押されて壁が凹んでしまった(笑)が、その反力が窓の突出として現れた」と。実にわかりやすくユーモアにあふれた建築ではありませんか。細部を観察すると一枚一枚丁寧に焼かれた特注のタイルは曲面で作られており、そこに投入されたの労力と予算はいかばかりか?と感心。この無名の建物と設計者に敬意を表さざるを得ません。想像では築40年くらいの昭和建築。皆に愛され生きながらえた。とつい好意的に見てしまいます。

平成の無味乾燥な建築の寿命はどれくらいか?グローバル会社の寿命と同じなのか?と逆の印象ですが、日本を代表する会社の銀座のシンボルとなって頑張ってほしいと思います。ただ、どちらかというと昭和のこだわりの建築のようなものを手掛けられればhappyだなと感じた次第です。
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